総合デジタル通信の技術

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける参照点

aidd2.png
  • TE:Terminal Equipment(端末装置)~タイプ1とタイプ2とがある
    • TE1:ISDN標準端末(直接、S点やT点に接続して通信が可能。デジタル電話、G4-FAXなど)
    • TE2:ISDN非標準端末(TAを介して、R点に接続して通信が可能。アナログ電話、パソコン、G3-FAXなど)
  • TA:Terminal Adapter(ターミナルアダプタ)
    • ISDN非標準端末をISDNに接続するときのインタフェース変換機能
  • NT:Network Termination(ネットワーク終端装置)
    • NT1:網終端1(加入者線の終端機能と網インタフェースレイヤ1の機能。DSUなど)
    • NT2:網終端2(レイヤ1~レイヤ3までの回線接続制御機能。PABX、端末制御装置など)

  • T点は、NT1とNT2の間に位置し、主に電気的・物理的な網機能について規定されている
  • R点は、アナログ端末などの非ISDN端末を接続するために規定されており、TAを介して網に接続される
  • TE1はNT2などに直接接続する。TAは必要ない。
  • NT2には、交換や集線などの機能のほか、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を有しているものがあり、TEとNT1の間に設置される

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける回線交換モード

  • 呼設定のための情報は、Dチャネルを使用して転送される
  • 呼設定終了後、ユーザ情報の転送に使用できるレイヤ2プロトコルは、回線交換モードなのでユーザー相互間で任意に決めたプロトコルで通信できる

  • 中断呼に割り当てられた呼識別は、呼の中断状態の間に同一のインターフェース上の他の中断呼に適用されない
  • 呼の再開が一定時間内に行われないと、その呼は網により強制開放される


ISDNインターフェースの特徴

  • ISDN基本ユーザ・網インターフェースの特徴の一つは、一つの物理インターフェース上に同時に複数のデータリンクを設定し、それぞれが独立に情報を転送することができる

ISDN一次群速度ユーザ・網インターフェース

  • 1フレーム、Fビットと24個のタイムスロットで構成されている
  • フレーム同期パターンは、4フレームごとのFビットで形成される2進パターンのマルチフレーム同期信号により定義される
  • 193ビットのフレームを24フレーム使い1マルチフレームが構成されるため、24個のFビットを活用することができる
  • Fビットは、マルチフレームを同期させるための信号、CRCビット誤り検出及びリモートアラーム表示に使用されている
  • 1.5メガビット/秒方式はDSUとTE間の配線構成はポイント・ツー・ポイントだけである

ISDN基本ユーザ・網インターフェース

  • TE1が自動割当のTFは、TEIを取得するために、データリンクコネクション識別子(DLCI)のSAPI値を63、TEI値を127に設定した放送モードの非番号制情報(UI)フレームにより、網に対してTEI割当要求メッセージを送出する

  • レイヤ1では、Dチャネルへの正常なアクセスを確保するための制御手順として、エコーチェックといわれる方式が用いられている

  • レイヤ2では、バス配線に接続されている1つ又は複数の端末を識別するために、TEIが用いられる

  • レイヤ3のメッセージは、大別して、プロトコル識別子呼番号及びメッセージ種別といわれる三つの情報要素から構成されている

  • NTからTE及びTEからNTへ伝送される48ビット長のフレームは、250マイクロ秒の周期で繰り返し伝送される

  • NT2には、交換や集線などの機能のほか、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を有しているものがあり、NT2はTEとNT1の間に接地される

  • 保守のための試験ループバックは、NT1で2B+Dチャネルが折り返されるループであり、ループバック2といわれる

  • 1つの物理インターフェース上に同時に複数のデータリンクを設定し、それぞれが独立に情報を転送することができることである

  • パケットハンドラによるパケット交換サービスでは、呼制御によってリンクの設定が完了した後、パケットによるデータ転送が開始される。この時パケットによるデータ転送には、Bチャネル及びDチャネルが使用できる

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける使用チャネル

  • パケット交換モードにより通信を行う場合、ユーザ情報はBチャネル及びDチャネルで伝送できる。
  • パケット交換モードにより通信を行う場合、データパケットは、Bチャネル又はDチャネルで伝送できる
  • 回線交換モードにより通信を行う場合、呼設定情報など呼制御用のシグナリング情報は、Dチャネルで伝送できる

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける回線交換呼のシーケンス

  • 16キロビット/秒のDチャネルが使用される

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける確認形情報転送手順

  • 情報フレームの転送において、フレームの送受信を制御するときは、フロー制御が行われる
  • ユーザ情報は情報フレームで伝送される
  • ポイント・ツー・ポイントデータリンクを使って通信が行われる
  • モジュロ128の順序番号を用いた送達確認が行われる
  • 情報転送時にフレームのTEIの値は0~126に設定されている

ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける情報転送手順

  • 非確認形情報転送手順は、ポイント・ツー・ポイントデータリンクを及びポイント・ツー・マルチポイントデータリンクをに適用される
  • 確認形情報転送手順は、情報フレームの転送時に、誤り制御及びフロー制御が行われない

ISDNの呼中断/呼再開手順

  • 呼が中断されても、中断呼がそれまで使っていた呼番号は取り消され、再開時に新しい呼番号が設定される
  • 呼の再開が一定時間内に行われないと、その呼は網により強制開放される

  • 最終更新:2015-11-26 18:18:33

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード