伝送理論

伝送系の漏話減衰量

総合漏話減衰量:L
電気通信回線1の入力電圧:V1
インピーダンスZに加わる電圧:V2

L=20log10×V2/V1

このLは電気通信回線1から電気通信回線2への遠端漏話減衰量LFと増幅器の利得Gからなる

L=-LF+利得

伝送系の入力・出力電力

線路の伝送損失L
増幅器の利得G
発振器から変成器の一次側までの伝送量A
A=10log10×P1/P0=-L+G
log10×A/B=log10×A-log10×B


電気通信回線1km当たりの伝送損失をLとすれば、
伝送損失=距離×L


logの計算

log10×0.1=-1
log10×10=1

ケーブルの伝送損失

  • 平衡対ケーブルにおいては、心線導体間の間隔を大きくすると伝送損失が減少する
  • 同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が4倍になると、その伝送損失は約2倍になる。


  • 一様なメタリック線路の減衰定数は線路の一次定数により定まり、信号の周波数によりその値が変化する

  • 伝送回路の入力と出力の信号電圧が比例関係にないために生ずる信号のひずみは、非直線ひずみという
  • 平衡対ケーブルが誘導回線から受ける電磁結合による漏話の大きさは、一般に誘導回線のインピーダンスに反比例する
  • 平衡対ケーブルにおいては、単位長さ当たりの心線導体抵抗を大きくすると伝送損失が増加する
  • 電磁誘導電圧は、一般に電力線の電流に比例して変化する
  • 伝送系のある箇所における信号電力と基準点における信号電力との比をデジベル表示した値をその箇所の相対レベルといい、一般に[dBr]で表す



変成器の一次側電圧V3と二次側電圧V4の比は巻数比に等しくなる
変成器の一次側電流I1と二次側電流I2の比は巻数比に反比例する

反射係数

電流反射係数:-m
電圧反射係数:m

接続点からみて入力側のケーブルのインピーダンス:Z1
接続点からみて出力側のケーブルのインピーダンス:Z2
m=V2/V1=(Z2-Z1)/(Z2+Z1)



反射損失がゼロとなるためには、次式のようにインピーダンスを整合させればよい
変成器の巻数比: n1:n2
電気通信回線1のインピーダンス: Z1
電気通信回線2のインピーダンス: Z2
Z1/Z2=(n1/n2)2


伝送路の送信側の電力:PS
受信側の電力をPR

伝送損失=10log10×(PS/PR)=10log10PS-10log10PR

電力利得=10log10×(PR/PS)

SN比

信号電力:PS
雑音電力:PN
SN比=10log10×(PS/PN)

  • 最終更新:2015-10-01 17:56:25

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